瀬戸内に浮かぶアートの島 直島(なおしま)で、新鮮なお魚を使ったオシャレなイタリアンのお料理をカジュアルに♪
レストラン 直島パスタREGALO (レガロ)より、ほっこり直島の美味しいつぶやきをお届けします。
ゆかがふとつぶやきました。「あ、いまお母さんが見てる。キーンって聞こえる」
ゆかは先日、最愛のお母さんを亡くしました。直島で頑張っている娘を見守りたい、そんな母の想いをずしーんと感じました。
わたくし、ぽんちゃんの2人の娘もそれぞれ自分の道を歩み始めたところです。どんなに離れて住んでいても、娘たちはかけがえのないものです。彼女たちはこれからいろんな苦難の場面に遭遇すると思います。彼女たちが自分で乗り越えられるときは、彼女たちの力を信じて、遠くから優しく見守るだけです。でも、娘の命にかかわるようなたいへんなときは、わたしはマンマパワーを全開して駆けつけることでしょう。
先日のブログで、イタリアのオリーブオイルの話をしました。今日はそのオリーブの木とイタリアのマンマについて、書きたいと思います。
オリーブの木はとても長寿で、ファサーノ農園で見たこの木はなんと1000歳を超えるそうです(英語を聞き間違えたかと思って、思わず聞き直しましたが、ハンドレッドじゃなくてサウザンド、ですって)
何千年も前からあることを、どう科学的に証明できたんでろう?という疑問はさておき、オリーブの木が長寿であることには間違いがなさそうです。
イタリアでは、何百歳ものオリーブの木々が続く道を、朝から夕方まで自転車で走りました。こんな斜めになってるオリーブの木もちらほら見えました。長い長い年月の間に、どんなことがこのオリーブの木に起きたんだろう、と想像をめぐらせました。
そして、こんな風景にも出会いました。立ち枯れたオリーブの木。
イタリアの南の地域で、キセレラ菌の蔓延によって、多くのオリーブの木が枯れました。
(参考 https://www.natureasia.com/ja-jp/ndigest/v13/n8/イタリアのオリーブ病害、封じ込めへ/77052)
地元の人に聞いた話です。
病気が流行り始めたころ、農園主の男たちは、病気にかかったオリーブの木を根こそぎ取り除いていって、オリーブの農園を閉鎖しようとしたそうです。
でも、マンマたちが立ち上がりました。「何百年、何千年と生きてきたオリーブの木だ。今回の苦難だってきっといつか乗り越えられる。オリーブの木の命を絶やしてはいけない。」
そして、根負けした農園主たちは、立ち枯れたオリーブの木を残しました。
すると、オリーブの木の根元から、新しい枝が生えてきました。土の下で、オリーブの根っこが生きていたのです。
愛するものを守りたい、そんなマンマの想いはずっとずっと引き継がれていく。
マンマの愛は永遠です。
ブログは頻繁には更新していませんが、更新したら、インスタにてお知らせしますので、インスタもよろしければフォローしてくださいね♪
文責:ぽんちゃん