瀬戸内に浮かぶアートの島 直島(なおしま)で、新鮮なお魚を使ったオシャレなイタリアンの夕食をカジュアルに♪
直島パスタREGALO (レガロ)より、ほっこり直島の美味しいつぶやきをお届けします。
小豆島 224ワイナリーさんからとびっきり素敵なワインが届きました。
直島ではREGALOが一番乗りのご提供です。
REGALOはイタリアンのお料理とのマリアージュからイタリアのワインを充実させてきました。しかし、ふと思いました。外国からのお客様は、日本に来たならば、日本のワインを飲んでみたいのではないか？
そこで、小豆島の224ワイナリーさんを訪問させていただくことになりました。小豆島は直島にとってご近所様、瀬戸内芸術祭では一緒にアートまんさいになる島です。
直島から宇野へ、宇野から小豆島の土庄港へ。土庄港から路線バスに乗って、224ワイナリーさんのある地域まで海辺を行きます。直島も海の風景がすばらしいですが、あらためて小豆島の海の風景にうっとりしました。
224ワイナリーさんは、丘の上を上がったところにあります。眺めが最高！こんなところで育ったブドウはさぞや幸せなことでしょう。そして、この瀬戸内の海の潮風が、224ワイナリーさんのワインにミネラル感を与えています。
白が２種類、赤が３種類、そして、フラッグシップのスパークリングワインの島シャン。小豆島で見える風景をモチーフにしたエチケットが、優しい気持ちにさせてくれます。
224ワイナリーの醸造家の志賀さんに、醸造所とブドウ畑を案内していただきました。3月はまだ新芽が出ていないので、ブドウ畑は少し寂しい風景ですが、これからどんどん葉っぱが出てきて緑が増えていきます。腰の高さほどの棚が続く南イタリアのブドウ畑と違って、背が高い棚になっています。
ブドウの収穫作業はたいへんですが、収穫どきにはこの地とブドウに魅せられた多くのボランティアのかたがいらっしゃってくださるそうです。ファミリーでのご参加もあります。クワガタやカブトムシ目当てのお子ちゃんたちも一緒に、自然いっぱい、楽しみながらの収穫です。
ワインにするブドウは小豆島産のブドウだけでなく、山形や、石川、兵庫の契約農家さんからのブドウも使います。志賀さんが農家さんのところまで足を運んで、農家さんの話を聞いて、ぶどうの出来を予想し、数トン単位で買い付けします。
気候や雨の量、日照量が変わると、もちろんブドウの出来具合も変わります。去年は山形のぶどうが、何これ！って思うくらい良かったそうです。毎年、均一なブドウが実るとは限りません。ワインの発酵には種と皮が重要です。志賀さんは、種も食べてブドウの状態を確認します。醸造所の中も案内していただきました。
フラッグシップである島シャンは、スパークリングワインで、抜栓したあと６日経ってもしゅわしゅわ感があるというすごいワイン。
シャンパーニュの高級ワインの作り方を参考にされているそうです。半年間、こうして、毎日、角度10度ずつ回します。最初は、寝かせた状態で、おりが瓶の上から下まで全体に触れるようにし、だんだんと垂直に立てて、おりが瓶の口に集まるようにします。最後にそのおりをデゴルジュマン（澱抜き）という作業で取り除きます
熟成させるための大きな樽です。
醸造所の片隅に分析装置がありました。志賀さんは種も食べて、その年に出会ったブドウたちに最も適した作り方を考えます。分析装置、志賀さんのち密な計算、そして、頭に描いた「こんなワインにしよう」というイメージに向けた手順と時間を設計し、実直に実行することで、美味しいワインに育っていくのです。いっぽうで、カタブツなワインにならないよう、柔軟に考えることも大事、と志賀さんはおっしゃいました。
なんだか、料理に重なる部分を感じました。料理も、その時その時に出会う素材は、いつも同じとは限りません。どのような育ち方をした野菜なのか、どのような脂ののりかたをした魚なのか、個性を見極めて、その個性が一番活かされ、美味しくなる方法を考えます。素材に合った最適な「あんばい」を予測し、的確に処置すること、それができるからこそ優れた料理人であり、てつ師匠が最も得意とするところだと思いました。
志賀さんと、美しい海とブドウ畑をバックに記念撮影。
お話を聞けば聞くほど、ワイン造りの難しさ、複雑さ、ご苦労を感じました。でも、志賀さんの底抜けに明るい笑顔からはこれぽっちもしんどそうな雰囲気は感じられません。ぽんちゃんは思いました。ワインへの愛と情熱、25年かけてワインを造る夢を実現できたことへの喜びに満ちた志賀さんだからこそ、幸せなワインが生まれるんだなぁと。
幸せな場所で幸せな人たちに育てられたワインたち。
REGALOでその幸せをお客様に届けられるようにしていきますね。
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文責：ぽんちゃん