瀬戸内に浮かぶアートの島 直島(なおしま)で、新鮮なお魚を使ったオシャレなイタリアンの夕食をカジュアルに♪
直島パスタREGALO (レガロ)より、ほっこり直島の美味しいつぶやきをお届けします。
イタリアでの35日間の滞在から帰ってきましたぽんちゃんです。
イタリアでは、ほんっとうにたくさんの、美味しいもの、素敵な風景、素敵な人たちに出会ってきました。その経験を活かし、ますますレガロを素敵なレストランにしていきますね♪
さて、帰国してから、まず何を伝えたいかなぁと思ったとき、思い浮かんだのは「育てる」ということです。
長期の旅行の最後の夜に「最後にイタリアの何が食べたい?」と自分に問うた時、たどり着いたのはドライトマト、チーズ、ハム、ワインでした。どれも時間をかけてうま味を増す食べものばかり。そして、生産者によって、ちょっとずつ味わいが違うものです。
てつ師匠に出会って、「あー、わたしたち好きなツボが似てるかも」と思うことがあります。「釣り・魚愛」「節約(つまりケチ?)」などなどありますが、中でも「熟成愛」。
私が昨年、レガロにジョインしてから知るだけでも、てつ師匠は、塩こうじ、カラスミ、ドライトマト、パンチェッタ、コンポスト肥料など、熟成モノに挑戦しています。
「熟成させる」ことにどんな喜びが?
例えば、何かを自分なりの方法で加工し、その変化の過程を毎日見に行って少しずつの変化を楽しんだり、できあがりをワクワク待ちわびたりといった感情を味わえます。そして、できあがったものを「これどう!?」って周りの人に体感してもらう、体感したときの驚きと笑顔にとても喜びを感じます。1つの作品が出来上がった、そんな満足感が、時間をかければかけるほどより強く、味わうことができるのです。
カラスミはそのお魚の状態やどういう魚卵の状態かを見極めが必要。鮮魚のマエストロなてつ師匠は、状態の良さそうな子持ちの魚を見つけると、目をランランとさせながら包丁を入れます。臭みの原因となるものをうまく取り除くことに快感を覚えるようです。
この卵は血がまわってるから、おいしくできないと思うわーと言いながら、それでも希望を捨てきれずに育てていました。
パンチェッタは、弾力が変わっていくのを楽しむそうです。「何日寝かしたらいい」というのは環境によって変わります。なので、「いまの状態」を確かめながら、おいしくできあがる頃合いを待ちます。
ドライトマトは日本の湿度が合わなかったのか(てつ師匠の見守る愛が足りなかったのか?)、カビさせて失敗しましたが、次はわたくし、ぽんちゃんが挑戦してみせると意気込んでおります。
「熟成させること」は「何かを育てる」ともいえるのかもしれません。
「育てる」は見守る気持ちが強ければ強いほど、育てる対象への愛が深ければ深いほど、失敗してももう一度挑戦したいと思うだろうし、自分自身についても、もっともっと相手にとって良い自分でありたいと思うものじゃないかなと思います。
あなたは何を育ててみたいですか?
そのために、あなたはどうありたいですか?
娘2人が巣立っていった今、ぽんちゃんがいま一番育てたいのは、私たちのレストラン、REGALOです。
なーんちゃって、かっこいいことを言ってみました♪
ブログは頻繁には更新していませんが、更新したら、インスタにてお知らせしますので、インスタもよろしければフォローしてくださいね♪
文責:ぽんちゃん