瀬戸内に浮かぶアートの島 直島(なおしま)で、新鮮なお魚を使ったオシャレなイタリアンの夕食をカジュアルに♪
直島パスタREGALO (レガロ)より、ほっこり直島の美味しいつぶやきをお届けします。
ある日の仕込み。
グリル野菜のカットをてつ師匠から仰せつかり、ナスを冷蔵庫から取り出して眺めていると、ふと、この言葉が頭に浮かんだ。
『秋茄子は嫁に食わすな』
で、てつ師匠に聞いてみた。
「(ぽんちゃん)てつ師匠の地元では、『秋ナスは嫁に食わすな』っていう言葉、聞いたことあります?」
「(てつ師匠)聞いたことないなぁ」
うーん。私は母からこの言葉を聞いた。私の実家(愛媛)だけなんかなぁ?と思ったが、Google先生に聞いてみたところでは、どうも全国的なことわざとしてあって、地域的なものではなさそうだ。
もともとは古典的な文献からのもので、嫁ではなく、ネズミだったらしい。昭和の時代に使われていたときはこうい2つの意味合いがあったもよう。
①秋ナスがあんまり美味しいので、よそ者である嫁にあげたくないという、姑の心理
②秋ナスは食べすぎるとお腹を冷やすので、お嫁さんがお腹を壊さないように、食べすぎるなと諭す言葉
核家族化が進んで嫁姑問題も減った昨今、今の20代30代の若者は耳にしないということは、やっぱり①の意味合いが強かったのかな。ちなみに、Googleさんによると魚バージョンもあって、「秋サバは嫁に食わすな」とか「秋カマスは嫁に食わすな」というのもあるらしい。こう見ると、どう考えても①としか思えない。
さて、てつ師匠はというと、私が野菜のグリル用にカットしようとしたナスをひょいっと取り上げた。
「このナスは野菜のグリルに使っちゃダメ。皮が固そうで、そういうのは触感が良くないから」
また、てつ師匠の食へのこだわりを垣間見た瞬間であった。
※写真はナスではないです。てつ師匠が育てている野菜たちです。
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文責:ぽんちゃん